2019年01月04日

瞑想の成功体験は失敗につながる。人間は欲深き生き物。

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人間は欲まみれ、煩悩だらけ。それを受け入れて瞑想をやる

煩悩を捨てること、それが悟りへの道へと言われますが、私は煩悩があってもいいと思います。

そもそも煩悩を捨てなさい、断捨離は素晴らしいと説教するお坊さんほど、実は欲まみれです。

利権の塊、エゴの塊、中には性欲がひどすぎるある腐れ坊主もいます。


ただし欲を捨てることは、瞑想や座禅に関しては捨てたほうがいいです。

欲は肯定してください。

否定してやるのではなく、欲のある自分をすっかり受け入れて、瞑想をやるほうがいいです。

瞑想についての欲とは、瞑想状態に入りたい、超越した自分になりたい! 精神の安定を取り戻したい、脳をリセットして最高の純粋な脳を取り戻したいなど、人それぞれあると思います。

ただ瞑想をやっている最中は、それをすべて放り捨ててください。

欲を得たいからやることは否定しません。

その動機は大切にしてください。


欲を肯定しつつ瞑想中だけ欲を一度手放す、手に入れるために


一つ覚えてほしいことが、欲を得るためには、一度欲を捨て去ることです。

求めないでやることで、脳が覚醒します。

常に欲ばかり考えて、自分の精神状態や瞑想状態をチェックすることになると、理性が入り込み、考え始めます。

その脳がとてもまずく、力みを生じます。


捨てることは体を芯から緩ませる秘訣です。

執着がないからです。

しかし、自分で瞑想をやろうとすると、自分で瞑想に入る=入ろうとするという心理的構図がどうしても生まれてしまいます。

呼吸法でその考えを遠ざけられる人は、自力でも深い瞑想状態に入ることができますが、その成功体験も厄介なものです。



瞑想の成功体験が失敗続きの瞑想になる

瞑想は成功体験、つまり深い神秘的な瞑想状態に入れた人には次の障害物が待ち構えています。

瞑想にはビギナーズラックやまぐれ当たりという、自分の瞑想状態のその時々の限界を遥かに超えて、深い意識に予期せず入れてしまうときがあります。

多くの人はその体験の凄さや神秘性に感動をして、瞑想を何十年も続ける原動力になるのですが、その幸運は長続きできません。

それは次から、絶対に求めてしまうからです。

自分の瞑想状態が偶発的に生まれたものだという認識が持てず、『瞑想とはすごいものだ』『自分は瞑想の才能がある』という成功体験を持ってしまった人は、次に無理に前の瞑想状態の深さを求めてしまうのです。

一種の欲です。

手早くあんなすごい瞑想状態に入りたい、自分には入れる、入るのだ! こうなったら力みしかありません。

すべてを求め、緊張を発生させ、雑念を生み出します。

そうなると「なぜ入れないのだ? 前はうまくいったのに? 前とは何が違う? やり方が悪いのか?」

いらぬ知恵を使い始めるのです。


瞑想の才能があるのに、せっかく幸運に出会えたのに、その成功体験が次からは失敗体験を作り出します。

無心、無我の状態では入れたことを忘れ、常に自分や自我や知恵を意識します。

意識してやったら、決して潜在意識に入れません。

すごくもったいないです。


瞑想が上手くいくコツ


人間は欲深き生き物です。

欲を肯定して受け入れながらも、『欲望を叶えるためには捨てること』という認識で、一旦手放してください。

成功体験を得た人も、そうです。

その成功体験を忘れてください。

ただし自分のその才能や幸運があることだけは自信を持ってください。

その上で捨ててやってください。



瞑想はこのように本当に道に迷いやすいです。

一人でやると、成功体験すらマイナスになります。

導いてくれる指導者の先生が絶対に必要だと思います。

瞑想には軌道修正が必要です。

自分だけの考えだけでやると、道を外れ一人で頑張れば頑張るほど道に迷います。

まるで富士の樹海に入り込んだように。


【坊主から見た瞑想法の効果と悟れない理由の最新記事】
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